SSブログ

彼岸花と役行者誕生地を訪ねて(奈良) [ウォーキング奈良県]

「彼岸花と役行者誕生地を訪ねて」に参加してきました。(20160925)

一言主神社近くに咲く彼岸花
00.P1350278.jpg


奈良の修験道の祖・役行者の誕生地、御所吉祥草寺を訪ねた後、青少年期に修業した金剛山・葛城山の山麓を歩いてきました。

当日は晴れ、彼岸花が満開に咲いている中の気持よいウォーキングになりました。

ウォーク票.jpg

地図.jpg



集合場所近鉄御所駅近くの葛城公園を出発して円照寺、吉祥草寺、熊野神社、鴨都波神社を経由して一言主神社まで歩きます。

近鉄御所駅
11.P1350186.jpg


葛城公園
12.P1350196.jpg


御所の街並みを歩きます。
13.P1350204.jpg


円照寺(えんしょうじ)
浄土真宗大和五ヶ所御坊のひとつに数えられる。天文15年(1546)桑山源吾(釋笑雲)によって、常徳寺として建立されたが、後に、慶長15年3月、本山准如上人より懸所坊舎を命ぜられ円照寺と改称されたそうです。
a14.P1350207.jpg

a15.P1350211.jpg


吉祥草寺(きっしょうそうじ)
吉祥草寺は修験道の開祖、役行者が飛鳥時代の634年(舒明天皇6年)に生誕した寺として知られる。寺伝によれば、本山は舒明天皇の発願により創建され、その後、南北朝時代の1349年(貞和5年)高師直の兵火にかかり焼失した。本堂とそれとつながる祖師堂(行者堂)は応永年間(1394~1428年)に再建されている。この本堂は老朽化が進み、建て替えが計画され、取り壊されており、現在はその姿を見ることが出来ない。吉祥草寺最大の祭りは「大とんど(左義長)法要」で、1978年(昭和53年)国の無形民族文化財に指定。この祭りは、役行者が冤罪により伊豆に流され、701年(大宝元年)に無事帰還した折、茅原の里人がこれを喜び、大きな松明を焚いて祝ったのが始まりとされ、古い行事を今に伝えているそうです。
b16.P1350220.jpg

a17.P1350223.jpg


熊野神社(くまのじんじゃ)
茅原集落の吉祥寺東に接して鎮座する旧指定村社。祭神伊邪那美命・速玉男命・大事忍男命。境内に伝承役行者うぶ湯の井戸・おいかけ杉・腰掛石などがあり、役行者ゆかりの伝承地。もと吉祥草寺の鎮守として創始されたのでないかと考えられているそうです。
19.P1350229.jpg

18.P1350228.jpg


長閑な感じの道を西に向かって歩きます。
20.P1350238.jpg



鴨都波神社(かもつばじんじゃ)
第10代崇神天皇の御代、大国主命第11世太田田根子の孫、大賀茂都美命に勅を奉りて葛城邑加茂の地に奉斎されたのが始めとされている。葛城加茂社、下津加茂社とも称され全国の加茂(鴨)社の根源である。宮中八神の一社にして鎮魂の祭礼に預かり給う延喜式内名神大社である。事代主神は元来「鴨族」が信仰していた神であり、当社が事代主神の信仰の本源である。大神神社(奈良県桜井市)に祀られる大国主命の子に当たることから、「大神神社の別宮」とも称される。当社の古い社名は「鴨都味波八重事代主命(かもつみわやえことしろぬしのみこと)神社」であり、「鴨の水端(みづは)の神」と解され、当地が葛城川と柳田川の合流地点で水に恵まれていたことから、元々「水の神」を祀っていたものとする説もあるそうです。
21.P1350243.jpg



道沿いの彼岸花を見ながら歩きます。
23.P1350257.jpg


葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)
全国各地の一言主神を奉斎する神社の総本社。『古事記』や『日本書紀』によると、祭神の葛城之一言主大神は、第21代雄略天皇が葛城山で狩りをされた時に天皇と同じ姿で現れ、天皇が「お前は誰だ」と問いかけたところ、私は善事も悪事も一言で言い放つ神である」と申され、天皇はひれ伏し、一緒に狩りを楽しんだと伝えられています。地元の人からは「いちごんさん」と呼ばれ、親しまれているそうです。
30.P1350257 (2).jpg

31.P1350288 (1).jpg



ここで昼食休憩になりました。

昼食休憩の間に彼岸花を写しました。
32.P1350280.jpg

33.P1350258.jpg



休憩の後は九品寺、六地蔵、鴨山口神社を経由して近鉄御所駅まで歩きました。


長閑な感じの道を今度は北に向かって歩きます。
34.P1350347.jpg


九品寺 (くほんじ)
聖武天皇によって行基が開基したお寺。本尊は木造阿弥陀如来坐像で重要文化財に指定されている。それと同時に、境内や本堂の裏山に数多くの石仏があることでも有名。戦火時に身変りとして作られたとも伝わっていますがその数1000体あまりと多いのも珍しいそうです。
35.P1350366.jpg

36.P1350364.jpg


37.P1350357.jpg

38.P1350361.jpg



道沿いの彼岸花を見ながら歩きます。
38.P1350380.jpg



六地蔵の所を東に曲がります。
38.1P1350387.jpg


鴨山口神社(かもやまぐちじんじゃ)
神社の創立は不詳ですが、記録によりますと以前は当神社西北方俗称岸ノ山に鎮座なされておったのが天災起こり山岳崩れて今の此の地に奉られたと記されております。貞観元年(平安時代859年~877年)第五十七代清和天皇の御代に正五位を授けられており、その当時すでに神社が創立され奉られていた事が推察されます。御祭神の大山祇神は山の神とされています。これは葛城山の入り口に鎮座し当時の住民が重要な作物である稲作造りに必要な雨・風を神に願う気持ちが山の入口にそれを治める神として奉られたものと思われます。また、御相殿に配祀奉る大日霎貴命・御霊大神は、昭和24年2月文部省より国の重要文化財に指定を受けその造りは木造で姿は座像で大日霎貴命は衣冠を付けられて大きさは56cm。御霊大神の方は女神とされ大きさは50cm。造られた時代は藤原時代前期(西暦800年代)の作とされているそうです。
39.P1350393.jpg

39.P1350391.jpg



この後、近鉄御所駅まで歩きました。


前回及び前々回の記事はNiceボタンをクローズしていますが、合わせてみて頂けると嬉しいです。


ご訪問していただきありがとうございました。




nice!(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 22

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました