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花開く浪花文化_落語と文楽 [ウォーキング大阪市]

花開く浪花文化_落語と文楽(20201108)

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上方落語寄席発祥の地


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国立文楽劇場



3密(密閉、密集、密接)のand条件、or条件を共に回避しながら、「花開く浪花文化_落語と文楽」に参加しました。当日は晴れ、最高気温19.4℃。爽やかな秋晴れの中、気持ち良いウォーキングになりました。
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上方落語(かみがたらくご)
上方落語(かみがたらくご)は、大阪・京都を中心とする畿内の上方で主に演じられる落語の総称だそうです。

文楽(ぶんらく)
人形浄瑠璃文楽のこと。大阪で成立し本拠地とする人形浄瑠璃の系譜だそうです。


今回訪れた場所にゆかりのある落語と文楽
(落語)
 1.初天神(はつてんじん) :天満天神繁昌亭
 2.三十石(さんじっこく) :八軒家浜
 3.崇徳院(すとくいん):高津宮、高津の富亭
 4.高津の富:高津宮、高津の富亭
 5.イモリの黒焼き(いもりのくろやき):高津宮、高津の富亭
 6.牛の丸薬(うしのがんやく):靭公園

(文楽)
 1.曽根崎心中(そねざきしんじゅう):露天神社



集合場所扇町公園を出発して、天満天神繁盛亭、八軒屋浜、高津宮を経由して生國魂神社まで歩きます。

集合場所の扇町公園
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天満天神繁盛亭に向かいます。
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天満天神繁盛亭(てんまてんじんはんじょうてい)
2006年9月15日開席。上方落語唯一の寄席で落語を中心に漫才、俗曲などが毎日 多数執り行われていて、通称「繁昌亭」と呼ばれているそうです。
落語「初天神」のゆかりのある場所だそうです。
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天満天神繁盛亭の南側にある大阪天満宮を通過します。

大阪天満宮
菅原道真公が祭られている大阪天満宮は大阪市民からは「天満(てんま)の天神さん」と呼ばれ親しまれています。 年末年始や受験、梅見のシーズンには、多くの参拝者で賑わい、境内北側の星合池(通称亀の池)周辺の梅林などに合計約100本の梅の木があるそうです。
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天満橋を渡ります。
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八軒家浜で少し休憩になりました。

八軒家浜(はちけんやはま)
八軒家浜は、京都・伏見と大阪を結ぶ三十石船の発着場で舟運の拠点としてにぎわった場所だそうです。
落語「三十石」のゆかりのある場所だそうです。
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高津宮に向かいます。

松屋町筋を歩きます。

玩具問屋の店が多くあります。
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高津宮に着きました。

高津宮(こうずぐう)
貞観8年(866)、清和天皇の勅令によって難波高津宮の遺跡が探され、あったと定められた地に仁徳天皇を祀る社が建立されたのが始まりとされている。700年後、正親町天皇の天正11年(1583)、豊臣秀吉が大坂城を築城した際にご神体を現在地に移したが、第2次世界大戦時の大阪大空襲で神社は悉く全焼。現在の社殿は、戦後に再建されたもの。古くから大坂町人の文化の中心地として賑わっていたそうです。
古典落語「高津の富」「祟徳院」「高倉狐」の舞台だそうです。
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高津の富亭
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桂文枝(五代目)の碑がありました。
現在の桂文枝(桂三枝さん)の先代ですね。
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生國魂神社(いくたまじんじゃ)
神武東征に際し天皇みずから石山碕(現在の大阪城を含む一帯)に日本国土の御神霊、すなわち八十島神である生島大神・足島大神を祀られ、国土平安を祈請された事に始まる大阪最古にして日本総鎮守の神社だそうです。
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米澤彦八の碑がありました。
米澤彦八が大阪で芝居のものまね・軽口咄を行ったのが、上方落語の発祥という説があるそうです。
また、「京都 北野で露の五郎兵衛が 辻咄を聴衆の前で口演した」 という説もあり、北野天満宮境内に「露の五郎兵衛顕彰碑」が 建っていて「上方落語発祥碑」と呼ばれることがあるそうです。
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生國魂神社近くの生玉公園で昼食休憩になりました。



昼食休憩したあと、国立文楽劇場、坐摩神社、靭公園、露天神社を経由して大阪駅まで歩きました。



国立文楽劇場(こくりつぶんらくげきじょう)
人形浄瑠璃「文楽」上演のための舞台機構を備えた劇場。昭和59年4月に開場記念公演が行われた。日本を代表する伝統芸能のひとつである人形浄瑠璃文楽を中心に、上方の伝統芸能の公開・保存・継承の拠点となっているそうです。
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道頓堀川の遊歩道を歩きます。
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四つ橋筋を北に歩きます。

四ツ橋付近です。
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坐摩神社(いかすりじんじゃ)
大阪市中心部の船場にある古い神社で、同地の守護神的存在。正式な読み方は「いかすりじんじゃ」、一般には「ざまじんじゃ」と読まれることが多く、地元では「ざまさん」の通称で呼ばれているそうです。
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冒頭の「上方落語寄席発祥の地」の碑がありました。


靭公園に着きました。
落語「牛の丸薬」のゆかりのある場所だそうです。
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中之島遊歩道を歩きます。
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露天神社に着きました。

露天神社(つゆのてんじんしゃ)
名前の由来は、祭神の菅原道真が太宰府に左遷される時にここを通過し偲び泣きしたため、または梅雨のころ社前の井戸から水が湧き出たためといわれています。元禄十六年(1703年)に実際にこの神社であった心中事件を元に、近松門左衛門が創作した浄瑠璃「曾根崎心中」が一躍有名になり、主人公のお初にちなんで「お初天神」と呼ばれるようになったそうです。
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曽根崎心中の看板がありました。
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このあと、大阪駅まで歩きました。



掃除機の故障
先日、十年以上使ってきた掃除機が壊れました。使用中に電源が急に切れたり、入ったりして、接触不良を起こしている感じでした。少し前から、出ていた症状だったのと、元々安い掃除機なので、先月のテレビ同様に掃除機も買い替えました。資金は春に支給された特別給付金を利用させていただきました。他の電化製品も買い替えの時期が近づいてきたのかなと思いました。



今回訪れた場所にゆかりのある落語と文楽など
1.上方落語発祥の地、米澤彦八の碑
 落語は大阪・京都で発祥し, 江戸の落語は上方から流入したものと言われる。上方落語の発祥については, 「米澤彦八が大阪で芝居のものまね・軽口咄を行った」 という説がある一方, 「京都 北野で露の五郎兵衛が 辻咄を聴衆の前で口演した」 という説もある。後者については 北野天満宮境内に「露の五郎兵衛顕彰碑」が 建っており、これも「上方落語発祥碑」と呼ばれることがあるそうです。
2.上方落語寄席発祥の地
 坐摩神社(いかすりじんじゃ)の境内にて、上方落語中興の祖・寄席の開祖と呼ばれる初代・桂文治(かつらぶんじ)が、初めて寄席を開いて興行したそうです。

(落語)
1.初天神(はつてんじん)
 熊五郎は、倅の金坊がいない間に初天神のお参りに行こうとしたが、金坊に見つかってしまい、 何も買わない約束で連れて行く・・・
2.三十石(さんじっこく)
 三十石船の乗客が謎掛けをしたり、くらわんか船と喧嘩をしたりしているうち船中で泥棒騒ぎが起き、先程船を降りた男が怪しい・・・
3.崇徳院(すとくいん)
 若旦那が清水で遇った娘に恋煩いして寝込み、大旦那に頼まれた熊公が崇徳院の句だけを手がかりに、湯屋と床屋を回り歩く・・・
4.高津の富
 大川町の一軒の宿屋に、因州鳥取の在の大金持ちと自称する五十五、六才位のおっさんが泊めてくれと来る。二万両の金の取引きで出て来たといい、大きなことばかりを並べ立てる。これを真に受けて聞いていた宿屋の亭主が高津神社の富札を売っているが、一枚売れ残ったので買ってくれという。おっさんは大きなことを言った手前、仕方なく持っていた最後の一分銀で富札を買うはめになる・・・
5.イモリの黒焼き(いもりのくろやき)
 恋煩をした男が、「イモリの黒焼きの粉を相手の着物に掛けると効く」 と言われて実行したが、間違えてヤモリの粉を掛けていた・・・
6.牛の丸薬(うしのがんやく)
 暖かくなったので、清やんが大和炬燵を縁側に放り出しておいたら、夜、雨で濡れて柔らかくなってしまった。指で押すと穴が開き、指先でこねると丸い土の玉がいくつでも出来る。ひとまず丸玉が5・60出来た。この丸薬に見える丸い玉でひと儲けができると考えた清やんは、喜六を二円の日当と食事付きで誘った・・・

(文楽)
1.曽根崎心中(そねざきしんじゅう)
 近松門左衛門作。1703年(元禄16年)竹本座初演の人形浄瑠璃・文楽。のちに歌舞伎の演目にもなる。相愛の若い男女の心中の物語である。「此の世のなごり。夜もなごり。死に行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜」で始まる有名な道行の最後の段は「未来成仏うたがひなき恋の手本となりにけり」と結ばれ、お初と徳兵衛が命がけで恋を全うした美しい人間として描かれているそうです。



ご訪問していただきありがとうございました。



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