幻の大仏鉄道跡めぐり(奈良) [ウォーキング奈良市]
「幻の大仏鉄道跡めぐり」に参加してきました。(20161006)
遺跡巡りの道と枕木
かって奈良と加茂を結んだ路線の愛称「大仏鉄道」。わずか9年で廃線になったが、今も隊道や橋台が残されているところを巡ってきました。
当日は晴れ、奈良市街、隊道や橋台、田園風景を巡る楽しいウォーキングでした。
大仏鉄道(だいぶつてつどう)
大仏鉄道(正式名、関西鉄道大仏線)は名古屋と大阪をつなぐ線路の一つとして京都の「加茂駅」から現在の奈良駅北1.1㎞の所に作った「大仏駅」を結ぶ8.8㎞と翌年開通した奈良駅までの鉄道の通称。「大仏駅」の開業は明治31年4月19日。「加茂駅~大仏駅」は明治40年8月まで運行、僅か9年間で廃線となったそうです。
集合場所JR奈良駅を出発して大仏鉄道記念公園、鴻ノ池運動公園、鹿川隊道を経由して梅美台公園まで歩きます。
JR奈良駅を出発します。
奈良市総合観光案内(ならしそうごうかんこうあんない)
JR奈良駅すぐ近くにある奈良市総合観光案内所、以前のJR奈良駅。2015年12月1日リニューアルOpenしたそうです。
奈良市街を歩きます。
大仏鉄道記念公園(だいぶつてつどうきねんこうえん)
大仏鉄道の「大仏駅」の南端が、現在の大仏記念公園。平成4年4月に公園が設置され面影を残しているそうです。
鴻ノ池運動公園(こうのいけうんどうこうえん)
大仏鉄道遺構めぐりの案内が各所に設置されていました。
大仏鉄道遺構めぐりを歩きます。
鹿川隊道(しかがわたいどう)
農業用水路の目的で造られた隧道で、今も水路として使われています。細いトンネルですが、石組みでできているそうです。鹿川トンネルの上が軌道跡で現在は市道44号線が走っています。
鹿川隊道の近くにコスモスが咲いていました。
松谷川隧道(まつたにがわたいどう)
交差点下の畑地へ下ると松谷川トンネルの遺構が残っています。松谷川トンネルの上が軌道跡で現在は市道44号線が走っています。
梅美台公園
梅美台公園で昼食休憩になりました。
休憩後は城山台公園、赤橋、梶ケ谷隊道、鹿背山橋台、観音寺橋台を経由してJR加茂駅まで歩きました。
大仏鉄道遺構めぐりを歩きます。
赤橋(あかはし)
御影石と煉瓦を組み合わせて造られています。長短の赤煉瓦を交互に積むイギリス式。大仏鉄道の遺構の中でも最も代表的なもので、今も現役で上を車道が通っているそうです。
大仏鉄道遺構めぐりの道の途中には枕木が残されていました。
梶ケ谷隊道(かじがやたいどう)
大仏線築堤を造る際、農道や水路を通すために築堤下部に設けられた隧道です。壁は煉瓦、側壁は御影石と豪華な作りです。アーチ部分の煉瓦は長手積み坑門はイギリス積みで当時の技術の高さが良く分かります。保存状態は極めて良く、大仏鉄道の代表的遺構の一つだそうです。
観音寺小橋台
JR線路が低くなっています。すぐ横をJR大和路線が走り危険なため今は柵が設けられていました。
観音寺橋台
大仏鉄道の急な高低差を緩和するために作られた石造りの観音寺橋台(手前の高い方)と併走して現在もJR大和路線が走っています。大仏線の工事とほぼ同時期に木津(片町方面)へと結ぶ線路が並行して進められていたそうです。
のどかな田園風景を歩きます。
このあと、JR加茂駅まで歩きました。
C57機関車
昭和47年に大仏線の軌道跡を通り、この場所に移動されてきました。その姿から「走る貴婦人」と呼ばれているそうです。
加茂駅近くに展示されていましいた。
JR加茂駅
前回の記事はNiceボタンをクローズしていますが、合わせてみて頂けると嬉しいです。
ご訪問していただきありがとうございました。
遺跡巡りの道と枕木
かって奈良と加茂を結んだ路線の愛称「大仏鉄道」。わずか9年で廃線になったが、今も隊道や橋台が残されているところを巡ってきました。
当日は晴れ、奈良市街、隊道や橋台、田園風景を巡る楽しいウォーキングでした。
大仏鉄道(だいぶつてつどう)
大仏鉄道(正式名、関西鉄道大仏線)は名古屋と大阪をつなぐ線路の一つとして京都の「加茂駅」から現在の奈良駅北1.1㎞の所に作った「大仏駅」を結ぶ8.8㎞と翌年開通した奈良駅までの鉄道の通称。「大仏駅」の開業は明治31年4月19日。「加茂駅~大仏駅」は明治40年8月まで運行、僅か9年間で廃線となったそうです。
集合場所JR奈良駅を出発して大仏鉄道記念公園、鴻ノ池運動公園、鹿川隊道を経由して梅美台公園まで歩きます。
JR奈良駅を出発します。
奈良市総合観光案内(ならしそうごうかんこうあんない)
JR奈良駅すぐ近くにある奈良市総合観光案内所、以前のJR奈良駅。2015年12月1日リニューアルOpenしたそうです。
奈良市街を歩きます。
大仏鉄道記念公園(だいぶつてつどうきねんこうえん)
大仏鉄道の「大仏駅」の南端が、現在の大仏記念公園。平成4年4月に公園が設置され面影を残しているそうです。
鴻ノ池運動公園(こうのいけうんどうこうえん)
大仏鉄道遺構めぐりの案内が各所に設置されていました。
大仏鉄道遺構めぐりを歩きます。
鹿川隊道(しかがわたいどう)
農業用水路の目的で造られた隧道で、今も水路として使われています。細いトンネルですが、石組みでできているそうです。鹿川トンネルの上が軌道跡で現在は市道44号線が走っています。
鹿川隊道の近くにコスモスが咲いていました。
松谷川隧道(まつたにがわたいどう)
交差点下の畑地へ下ると松谷川トンネルの遺構が残っています。松谷川トンネルの上が軌道跡で現在は市道44号線が走っています。
梅美台公園
梅美台公園で昼食休憩になりました。
休憩後は城山台公園、赤橋、梶ケ谷隊道、鹿背山橋台、観音寺橋台を経由してJR加茂駅まで歩きました。
大仏鉄道遺構めぐりを歩きます。
赤橋(あかはし)
御影石と煉瓦を組み合わせて造られています。長短の赤煉瓦を交互に積むイギリス式。大仏鉄道の遺構の中でも最も代表的なもので、今も現役で上を車道が通っているそうです。
大仏鉄道遺構めぐりの道の途中には枕木が残されていました。
梶ケ谷隊道(かじがやたいどう)
大仏線築堤を造る際、農道や水路を通すために築堤下部に設けられた隧道です。壁は煉瓦、側壁は御影石と豪華な作りです。アーチ部分の煉瓦は長手積み坑門はイギリス積みで当時の技術の高さが良く分かります。保存状態は極めて良く、大仏鉄道の代表的遺構の一つだそうです。
観音寺小橋台
JR線路が低くなっています。すぐ横をJR大和路線が走り危険なため今は柵が設けられていました。
観音寺橋台
大仏鉄道の急な高低差を緩和するために作られた石造りの観音寺橋台(手前の高い方)と併走して現在もJR大和路線が走っています。大仏線の工事とほぼ同時期に木津(片町方面)へと結ぶ線路が並行して進められていたそうです。
のどかな田園風景を歩きます。
このあと、JR加茂駅まで歩きました。
C57機関車
昭和47年に大仏線の軌道跡を通り、この場所に移動されてきました。その姿から「走る貴婦人」と呼ばれているそうです。
加茂駅近くに展示されていましいた。
JR加茂駅
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ご訪問していただきありがとうございました。